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加藤麻子さん


今回は、7月5日まで名古屋と犬山で個展を開いて いらっしゃったアマチュア民画作家の加藤麻子さんにお話をお伺いします。よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

今回、名古屋と犬山で「加藤麻子展」と称して個展を開かれ大盛況でした。この、民画を始められたきっかけは、何だったんでしょうか。

はい。韓国ドラマをきっかけに韓国文化に興味を持ち、韓国語を学び始めたんですが、通っていた韓国学校で民画教室が開かれていまして…。、自然な流れで民画に出会いました。

初めて民画を目にしたとき、その美しさと素朴で愛らしい魅力に心を惹かれ、「自分でも描いてみたい」と強く思いました。もともと絵を描くことが好きで、画材も揃っていたこともあり、その気持ちを大切にして民画を学び始めました。それが、現在の民画制作活動へとつながっています。


そうなんですね。そんな自分でも描いてみたいと強く思われた民画の魅力ってなんなんでしょう?

そうですね…。民画の魅力は、美しいだけでなく、かわいらしさもあるところです。

色鮮やかで親しみやすく、それでいて一枚一枚に奥深い世界が広がっています。

ひと目見た瞬間に、「すごい」と思わず心を動かされます。

 

民画は朝鮮時代から伝わる絵をもとに描くため、たくさんの図案があります。

初心者でも「大人のぬりえ」のような感覚で始めやすい一方、色の重ね方や線の美しさなど、描けば描くほど奥深い世界が広がります。

 

また、民画に描かれるモチーフには、それぞれ縁起の良い意味が込められています。例えば、牡丹は「富貴栄華」、虎は「魔除け」、二羽の鳥は「夫婦円満」、ザクロは「子孫繁栄」、蝶は「喜び」の象徴です。願いや幸せへの想いが込められた絵を描けることも、民画ならではの大きな魅力だと感じています。


素敵ですね。でも、難しさもあるでしょう?

そうですね。おっしゃるとおり、難しさもあります。

 

民画は華やかで親しみやすい印象がありますが、美しく仕上げるためには集中力と根気が必要です。

作品の印象を左右する線は、筆の力加減や太さを意識しながら丁寧に描かなければなりません。また、色は何度も重ねて深みを出し、ぼかしなどの技法も習得するまでに時間がかかります。

 

虎や猫の毛並み、鳥の羽などは一本一本細かく描くため、繊細な作業の積み重ねです。さらに、完成後には裏打ちやパネル貼りなどの工程もあり、最後まで気を抜くことはできません。

 

でも、だからこそ、時間をかけて完成した一枚には大きな達成感があり、それが民画の魅力でもあります。

なるほど…。難しさも魅力の一つになっているということですね。では、そんな民画に対して、これからの夢について教えてください。

夢ですか…。

描いてみたい民画がたくさんあります。

これからも技術を磨き、できれば、プロの民画作家として活動の幅を広げていきたいと思っています。

 

そして、日本では広く知られていない民画の魅力を、一人でも多くの方に伝えられるよう、2年に一度を目標に作品展を

開催していきたいと思っています。

作品を通して、日本のみなさまに韓国の伝統文化に親しんでいただき、民画が日韓交流の架け橋となるような活動を続けていけたらと願っています。

では、最後に…。これを読んでくださったみなさまにメッセージをおねがいします。

民画と出会ったことで、私の世界は大きく広がりました。

韓国の歴史ドラマを見ると、屏風や掛け軸などの美術に自然と目が向くようになりました。

韓国を訪れる楽しみも増え、新しい画材や技法に触れたり、本場の民画に出会ったりする機会に恵まれました。さらに、民画を通じて韓国の方々との素敵なご縁も生まれました。

 民画は絵を描くだけではなく、韓国の歴史や文化、人とのつながりを深めてくれる素晴らしい伝統芸術です。さらに、新しい自分と出会うきっかけにもなりました。

 

これからも民画の魅力を多くの方に伝え、一人でも多くの方が民画に興味を持つきっかけになれば嬉しいです。


いいですね。マラニカでも、今後、国際交流につながるイベントを企画したいと考えています。ぜひ、その際には、ご協力いただければと思います。今日はありがとうございました。

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