株式会社 日華コンピューターシステムズ
曹 璟 様
今回は、株式会社日華コンピューターシステムズの 曹さんにお話をお伺いします。よろしくお願いします。
こんにちは。よろしくお願いします。
いつも活動的な曹社長ですが、現在、一番メイン業務として力をいれていらっしゃるお仕事は何ですか?
メインは、公立の小中学校に導入している教育システムですね。
もう、18年来の仕事になります。全国11,000校に導入しています。
現在、新しいバージョンへの切り替えが進んでいるところです。
2030年までに完了したいと…これは、学校側のご希望ですけどね。

11,000校ですか。すごいですね。では、今後に向けて力をいれていきたいものは何ですか?
それは、AIですね。
NVIDIAって知ってるでしょう?
いいえ。知りません。何ですか?それ。
あなた…。こんな大企業を知らないなんて…。
NVIDIAは、アメリカの半導体メーカーですよ。GPUの開発で世界的に有名ですよ。
GPU開発ですか。IntelやAMDなら知ってますよ。
そうそう。
IntelやAMDは、たしか1960年代終わりに創業している昔からある企業でしょう?
でも、NVIDIAは、まだ若い企業なの。1990年代初頭創業だったと思う。
創業者のジェンスン・フアンという人は、台湾出身ですよ。国籍は、アメリカだけどね。
まだ、創業して30年そこそこなのに、NVIDIAはIntelを超える影響力を持つ企業になったの。
特に、AI分野での成長がすごい。
そうなんですね…。勉強不足でした。
うん。そうね。NVIDIAは、知っていないといけない。
NVIDIAは、GPU単体だけじゃなくて、ソリューションとセットで販売することが多いの。
でも、それを日本で使おうと思ったら、日本語対応にしたり、企業に合わせて使えるようにしないといけない。
わたしは、これからそこに参入していきたいと考えているんです。

そこに目をつけられたんですね?すごいですね。相変わらず、先を見てますね。
先を見ているんじゃないよ。
中国では、もう、AIは普通に使われていますよ。
上海は、AIを活用した無人タクシーが実用化されてて、
完全無人運転のタクシーも走っているよ。
私は、ちょっと怖くて乗らないけど…。
え!完全無人?
そうよ。
中国とアメリカは、しのぎを削って技術を発展させています。
1日1日新しくなっている感じ。
日本は、完全に乗り遅れているね。
なるほど。曹社長は、AIをどんな分野で取り入れていきたいんですか?
教育です!中国では、AIの活用を中学校でも学んでいますよ。
日本では、企業でも、なかなかAI教育が本格化していません。一部の技術者だけが使っている。
でも、職種を問わずAIが活用できれば、本当に業務は効率化できますよ。
今の人材不足にも対応できます。
たしかに…。AI活用セミナーみたいなのを時々募集はしていますけどね。
まずは、AI技術者を育てたい。
ですから、山中湖に研修センターを作りました。
ここは、宿泊もできます。
へぇ。教室もあるんですか?
もちろんです。もともと大学の研修施設だったところですから。
教室もあるし、食堂もありますよ。日華山荘という名前です。
山梨県の山中湖のそばにあって、宿泊施設を兼ね備えた研修センターですよ。
わたしは、ここでAI技術者を育てる研修を企画したいと考えています。
日華山荘の情報はこちらから→https://nikkacc.co.jp/

では最後に、マラニカへの期待をお聞かせいただけますか。
佐々木さんといえば、教育だもの。教育分野で力を貸してもらいたいです。ITの研修は、もちろんだけれど。
わたしは、最近、台湾に注目しています。台湾の人を日本に呼んで技術者に育てるということを考えているんです。
そうなった場合は、日本語教育でも力を貸してもらえたら…と期待しています。