わたくし…。趣味で韓国語を習っておりまして。
習い始めて早や…。〇〇年。もはや、何年と言いたくない。
こんなに、勉強しているのに何でそんなに話せないの?
と、佐々木家の七不思議となっておりますので。
もう、永遠の20歳ならぬ…永遠の習い始めて3年ほど…。
になっております。
さて、そんな韓国語を勉強し始めたとき、私はまず
「입니다」と「-ㅂ니다/-습니다」の違いがよく分からなくて、
「なんてややこしいんだろう!」と思ったんです。
どんな時に「입니다」が付いて、どんな時に「-ㅂ니다」?
はたまた、「습니다」?
わけわからん~。って感じでした。

まあ、今ならわかりますよ。
名詞なら「입니다」だけど、動詞や形容詞は「-ㅂ니다/-습니다」……。
なんでございますよ。
学生なら名詞ですから、학생(学生)입니다(です)
食べますなら動詞ですから、먹(食べ)습니다(ます)
寒いですなら形容詞ですから、춥(寒い)습니다(です)
(気になる人のための追記)
ちなみに、「-ㅂ니다」ってのは、パッチムがない時につくのでございますよ。
パッチムってなんや!って思われた方。韓国の文字ってよく見ていただくと、上の段と下の段に分かれてますでしょ?
この下の段が、パッチムでございます。
「行く」なら動詞ですから、갑니다 なのでございます。가 が 行くなんですけど、上の段だけでしょ?
下の段に文字がないから、下の段に ㅂ が 入るんでございます。
…って、まあ、いいんですよ。こんな細かいことは。気になる方のための追記でございました。

さて、最近こんなことがありました。
日本語学校での授業中、
「おなかがすきます」を
「おなかがすきです」と誤用する学生がとても多かったんです。
そこで…
「すき」は形容詞だから「〜です」がつきます。
でも、「おなかがすきます」は「hungry」の意味で、これは動詞です。
動詞は「~ます」がつきます。ます形って言うでしょ?
だから「おなかがすきです」は間違いで、「おなかがすきます」です。
名詞も「~です」がつきます。
…という説明をしたんです。
この説明をしているときに、私は「あれ?」と思いました。
日本語…名詞・形容詞には「です」、動詞には「ます」がつく。
韓国語…名詞には「입니다」、形容詞・動詞には「-ㅂ니다/-습니다」がつく。
一緒じゃん!
あんなに、こんがらがって難しいって思ったことが、日本語も一緒じゃん!
こういうのを、目から鱗っていうのね。
日本語の授業中に、ホワイトボードを見て、ひとりで納得してしまいました。
普段、日本語を母語として話していると意識しないことが、
第三者目線で、学習者に説明しようとするときに、
初めて気づくことがたくさんあります。
今回のことも、日本語と韓国語って、こんなにも似ているんだと知って、
私はちょっと感動してしまいました。
言葉って、ほんとうに面白い!
